家族と留学 -元MR, MSL がMBAへ、グローバル人材を目指して-

2017年9月から家族(妻1人、娘2人)を連れて留学する31歳外資系製薬会社勤務のMSLのブログです。いままでの仕事の経験や英語の勉強方法、留学のこと、家族とのことなど読んで頂く方に役に立つ情報を掲載できるブログにしたいと思います。

MBA留学 と 日本

MBA留学 と 日本

 

こんにちは。久しぶりのブログです。

 

 

この1週間はエッセイの締め切りが近くなってきたこと、またグループワークも来週のプレゼン/エッセイ提出に備えて忙しくなってきてしまい、なかなかゆっくりブログに向かう時間がありませんでした。

 

 

さきほど、グループエッセイの自分のパートを書き終えました。

 

 

多分、書き直しが発生するとは思うのですが、とりあえずいまは終わったことの開放感に浸りながらブログを書いてます。

 

 

さて今日のブログはMBA留学と日本についてです。

 

 

日本企業はたくさん取り上げられます。

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僕がMBAの授業を受けていて、頻繁に感じることは「日本企業」ならびに「日本のビジネス」について取り上げられることが多いなということです。

 

 

例えば、今週受けたInternational Businessの授業では、日本の戦後の成功要因の一つは「非常に優れた教育システム」にある、という紹介がありました。

 

 

またOperation Management の授業ではTOYOTAの「改善(KAIZEN)」についての紹介や、京都にあるロボティクスを活用したレタス栽培の事例紹介などがありました。

 

 

これ以外にも、この半年授業を受けてきて、数多くの日本企業や日本の話題が出てきました。もちろん、イギリスにいるのでイギリスの会社が頻繁に出てくるのはもちろんですが、アメリカや日本の企業というのはその次位に多くに登場してきました。

 

 

僕はその度に、僕らの祖父や父の世代が日本の価値を世界に広めたんだな、すごいな、という思いと、日本人でいるということは恵まれているんだな、誇らしいなという思いを抱いてきました。

 

 

この感覚は、いま日本を離れているから感じることの出来る感覚なのかなと思います。

 

 

攻め上手で守り上手な日本

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日本には多くのグローバル企業があります。

 

 

様々なケースが存在しますが、僕が学んできた中での印象は、日本は海外に進出するのも上手、かつ守るのも上手なんだなということです。

 

 

例えば、攻めの部分。TOYOTASONYなどは、世界各国でその製品を見ることが出来ます。

 

 

International Businessの授業では「SOGO SHOSHA(総合商社)」が日本のグローバル化に一役買っているという話がありました。

 

 

SOGO SHOSHA ってスライドに出てきたときは、何だこの単語は?知らないぞって一瞬思いました。笑

 

 

それはさておき、むしろ他の国にはないの?と思ったので、質問したら、イギリスの場合はその役目がコンサル会社の役目であったり、メーカーそのものが単独で海外に進出するケースも多くあるとのことで、グローバル化に関して商社が活躍する機会は日本ほど多くないといったような回答をもらいました。

 

 

反対に、守りの部分では、島国日本の独特の文化やワーキングカルチャー、言語の違いが海外の企業が日本でビジネスをすることを難しくしている要因に挙げられるようです。

 

 

TESCOというイギリスでNo.1のスーパーがあります。

 

 

2000年代、相次いでアジア各国に進入しました。タイや台湾、中国、韓国。

 

 

タイや中国ではいまでも大成功を収めており、非常にメジャーなスーパーになっています。

 

 

日本には、2003年に進出しています。

 

 

でも8年後の2011年に日本から撤退しています。

 

 

日経新聞には以下のように書かれていました。

 

 

’同社が世界戦略で重視するアジアのなかで、不振が目立っていたのが日本。3~5月期の売上高を地域別にみるとアジアは3.2%成長を確保したが、中国やタイが高成長を見せたのに対し、日本やマレーシアは減収。日本はデフレを背景に不採算の店舗が多く、成長シナリオを描き直すのが難しいと判断したとみられる。

同社の店舗は小型店中心で食品スーパーとコンビニの間で差異化に苦しみ、強みとするプライベートブランド(PB=自主企画)商品も消費者に浸透しなかった。英テスコによると、日本の129店のうち黒字店は「半分超」にとどまっている。

 

特に言語云々のことは書かれていませんが、日本独自の商習慣は少なからず影響しているのではと思います。テスコ以外にもカルフールなども日本から撤退しているようですね。

 

 

スーパー以外にも、ドラッグチェーンのBootsやダンキンドーナツ(いずれもイギリスではメジャーな会社です)なども過去日本から撤退しています。

 

 

こういう事例のために、日本は進出上手で守り上手なんだなと思うように至りました。

 

 

まとめ

上記に書いたことはあくまで一例ですが、いままで授業を受けたきた中で感じた印象を今日は簡単に紹介しました。

 

 

ここからは完全な主観ですが、日本が誇る顧客サービスや品質は世界で戦う上で強みになると思っています。

 

 

また納期を守る、規律を守る、仲間を大切にする、尊敬しあう、という一見当たり前に思えるようなことも、グローバルな環境に身を置いていると「あっ、こういう部分も日本人が持つ強みなのね」と思うことがしばしばあります。

 

 

日本人、他の国の人、という風に一括りにして語るつもりはありませんが、どうしてもこっちにいると感じる「日本人」という感覚を今日は少しだけ自分なりに書いてみました。

 

 

本日は以上です。

 

 

お読み頂きありがとうございました。