MBA留学からの職場復帰
MBA留学からの職場復帰
2018年9月に帰国をしました。
7月で修士論文を書き終えることが出来たので、8月は比較的余裕を持ってのんびりイギリス生活を満喫していました。
家族でヨーロッパ旅行もしたし、お世話になったイギリスのみなさんとのお別れ会もたくさんありました。
いま思うと、どれもがいい想い出です。
さて、今日の本題は「MBA後の職場復帰」に関してです。
私は、元いた職場に戻ることを決意しました。
正直悩みました。
お金のことだけを純粋に考えたら、絶対的に転職をしたほうがプラスに働きます。
事実、お誘いを頂いた企業もありました。
でも私は戻ることに決めました。
理由は、主に2つです。
1つ目の理由は、私が扱いたいと考えていた製品が近い将来上市され、その発売の準備に関わることが出来ること。
2つ目の理由は、留学に際し背中を押してくれた部長・上司の存在です。
■1つ目の理由:新製品準備チームへのアサイン
職場に戻る時に、新たなポジションを探していました。マーケティングのポジションか、それに近いポジションを考えていました。なぜならMBAにてビジネス全般のことを学び、事業の評価や製品のValue Propositionを作って行くような部門で仕事をしたいと考えるようになったからです。
そして新製品準備チームでのポジションにチャレンジしたい旨を、イギリスにいる間から部長/上長に伝えていました。
ちょうどそのころ、自分が扱いたいと考えていた製品が開発フェーズにあることも知っていました。
そしてそのポジションのアサインが得られる可能性が高いこともわかったので、元の職場に戻ることを決意しました。
■2つ目の理由;送り出してくれた部長や上長への恩返し
イギリスにいた頃、自分の価値観の中で大きくなったことは、人からの助けや支え、またこちらからの助けや支えは人生を豊かにしてくれるということです。
イギリスにいる間、例えば私の娘が英語を話せず苦労していた時、娘の友人やその母親、地域で知り合った地元の人たちが、何かと娘のことを気遣ってくれました。
また家族寮に住んでいる間も、他の国から来ている留学生家族(マレーシア、イラン、ナイジェリアなど)が、移り住んだ当初は何かと我々家族を気に掛けてくれて、食事に誘ってくれたり、困りごとがあると助けてくれて、人の温かさに触れることが多くありました。
これらの助けや支えがあって、イギリス生活をとても充実した時間にすることが出来ました。
こういった素敵な時間を持つことが出来たのも、休職をして留学をするという決断を後押ししてくれた部長や上長がいたからだということを、帰国が近づいてくる中で改めて認識し、戻ることを決意しました。
戻ってみて・・・
最初は好奇の目で見られることも多かったですが、戻って1か月もしたら、普通の状態になりました。
戻って正解だったことはやりたかった仕事のポジションが掴めたことです。
社内異動でなければ、MBAを持っているからといって、転職でいきなり入れる部門でもなかったと思うので、このポジションで経験を積めることは私のキャリアには大いにプラスになると思っています。
Globalとのテレカンや、Global Meetingへの参加など、英語を活用する機会も日常からある部門のため、私が望む環境でもあります。
Forecastや事業性の評価などは、実際の経験がないため実例を通して先輩方から教わる毎日ですが、それもとても良い刺激になっています。
まだまだValueを出せていない現状もあるため、しっかり成果を出せるように引き続き努力を続けようと思います。
ということで今日は
MBA留学からの職場復帰
について書いてみました。
最後までお読み頂きありがとうございました!