家族で留学するために ② 住宅選び
家族で留学を検討中の方に少しでも役に立つ情報が発信出来ればいいなと思って、今日のブログを書いています。
結論;家族寮を強くオススメします!!
タイトルにも書きましたが、日本にいて一番情報が不足していて困ったのが住宅選びでした。単身の学生の場合は、多くの大学が単身者向けの寮を持っているので留学中の滞在先選びに困ることはないと思います。実際、単身者の友人達は住居探しには苦労していませんでした。一方で大変なのは家族がいるケース。どこの大学も家族寮は多くないため、空くのを待つというのが一般的なようです。
◆リーズ大学の場合
家族寮はありますが、用意されている数が少ないです。私は6月に申し込みをしました。その時点で、33人待ちという状況でした。これはイギリスに行ってから、数日はホテル住まいで家を探さないと行けないなと思ったのを今でも覚えています。
◆幸運にも空きが出ました。しかし。。。
8月中旬リーズ大学留学が決まったものの、家が決まっていません。どうしたものかと考えていると一通のメールがきました。
担当者;「あなたに家族寮に入居する権利が付与されました、どうしますか?」
即返信をしました。(33人いたのになぜ?まぁいいか。空きがないか何度か確認したから気を利かせてくれたのかな。)
私;「入居の意思があるので写真を送ってください」
しかし、送られてきた写真はなんとも微妙。殺風景な写真が5枚だけ、そしてあんまり内装が綺麗とは言い難い。他に写真や動画はないのか尋ねたものの、
担当者;「写真はないわ、明後日までにデポジット払わないと権利はなくなるわよ」と。
対応に全く誠実さがなく、上からな感じに腹を立てつつ、続けて質問しました。
私;「まだ住むところがどんなエリアかもわからないから即決は出来ません。私は家族の心配をしています。エリアは安全な地域ですか?1ヶ月毎の契約は出来ますか?」
返ってきた返事はこうでした。
担当者;「契約は年単位よ。明後日までにデポジットを払わないと私は次の人にコンタクトを取るわ。」
対応わるっ(怒)!!
担当者のメールを見た時に奥さんにすぐに愚痴を言いました。顧客対応がまるでなってないと。(イギリスに来て、これはいくつかの箇所で感じたことです。顧客対応の素晴らしさは日本の誇るべき文化だということをリーズに来て気が付きました。)
メールの件はさておき、私と奥さんは悩みました。
(メリット)
大学から徒歩10分。大学の提供している寮。住んでいる人は家族持ちの大学院生。安い。
(デメリット)
内装はそこまで綺麗じゃない。調べてみたり、知り合いから聞いた情報だと大学周辺はあまり治安がいい地域ではない。担当者が不親切。見てもいないのに一年分契約しないと行けない(デポジットの契約書にその旨記載あり)。
◆最終的には、、、
冒頭でも書いたように私達は提案のあった家族寮に住むことに決めました。Holborn Terraceという家族寮です。気になる方はお調べください(日本にいる際に色々調べましたが、日本語、英語で調べてもほとんど情報がなく、困ったので載せておきます)。決め手は、家族寮には子供がいっぱいいるだろうという期待と、イギリスに来てから勉強と同時に色々しなければ行けないことがある中で精神的な負担をなるべく軽減したかったからです。
◆1ヶ月住んでみて、、、
住居には満足しています。
一番良かったことは、寮に住んでいる家族全世帯(うちの寮は12世帯)に子供がいて、毎日子供達が学校が終わると庭で遊び回っていることです。うちの子供は毎日、マレーシア人の3人兄弟とナイジェリア人の同い年の子と遊んでます。言葉が通じないのに凄いなと感心させられますが、そのおかげで少しずつ言葉を覚えて来ています。親同士も子供達のお陰ですぐに顔見知りになります、隣のイラクのママが何かとお世話をしてくれます。この間は名前の知らないイラクの伝統料理を頂きました。
日本にいる時以上に近隣とのコミュニケーションが図れるのはとても嬉しいです。子供はもちろん、奥さんの英語の勉強にもなります。
家もとても広いです、2階と3階があります。設備は若干古いですが、一年と割り切れば全然大丈夫です。修理も依頼すれば、対応は恐ろしく遅いですがやってくれます。またこちらに来てからわかったことですが、イギリスは基本住居が古いです。新しい住居はほぼありません。古い家屋を保持しリノベーションを繰り返すのがこちらのスタンダードのようです。そのためプライベートで借りてもあまり綺麗な住まいがないということが分かりました。(もちろん高いお金を払えば綺麗な所に住めます)
ということで長く書きましたが、今の大学寮で満足しています!
もし留学先の住居を検討しているご家族の方がいたら家族寮をオススメします。