MBA留学 と 製薬会社
MBA留学 と 製薬会社
僕がMBA留学に来るきっかけになったのは、会社に所属するMBAホルダーの方の存在でした。
以前にも書きましたが、英語のみならず、ビジネスをドライブさせる力を感じることが多くありました。
製薬会社はMBAホルダーの採用に積極的と聞きます。
うちの会社もMBAホルダーの採用をしていました。
おそらく理由のひとつは、製薬会社を取り巻く状況は国の政策にも大きく左右されるので、MBAで勉強するようなマクロな視点が必要になるからだと思います。
加えて、様々な業界の知識やバックグラウンド、ケーススタディの知識を得ることのできるMBAのプログラムは、とかく病院だけに目が向きがちな製薬会社に新たな視点を吹き込むのに一役買うんだろうなという気がします。
僕もいま勉強していることは、将来なんらかの場面で役に立ちそうな予感がします。
一方で、頭でっかちになってはいけないなとも感じています。
以前の職場にはMBAの留学経験をアピールする方も中にはいましたが、それはお勧めしません。実際、現場からの反感の元になる可能性もあります。
MBA留学経験者が注意しないといけないのは、留学直後の姿勢だと思います。
理論やケースの勉強をしていると、どうしても物事を単純化・構造化しようとしてしまいがちです。
しかし、ケーススタディに記載されている物事の裏側には、それはもう大変な従業員の苦労や葛藤、また文献上では出てこないような人間関係のドラマがあるんだろうなと思います。
ぶっちゃけ大学での勉強よりも、働いてお客さんの前に立つほうが大変です。
Strategyやら、Consultingやら、innovationやらと、なにかとかっこいい言葉が飛び交う教室の中にいると、ちょっと頭がよくなったような錯覚を覚えます。
しかし、これは勘違いです。
注意しないといけません。(これは自分自身に対しても言い聞かせています。)
いま僕は働いていません。
知識を詰め込み、またネットワークを広げているという状況。
生産物といえば、このブログぐらい。
かっこいい言葉達を聞いていれば、ビジネスの能力が高まるとは到底思いません。
なので、MBAを取りに来ている意味を本当に考えないといけない。
自分で先に先にと考えて、色々動かないと得られるものは本当に少ないと思います。
MBAで得た知識をどう製薬業界に役立てるか。
これからの残された期間でしっかりと考えていきたいと思います。
まとめ
MBA留学経験者で製薬会社で働く方も多いと思います。
きっといま勉強している知識は役に立つと思います。
でも頭でっかちにならないように気をつけてくださいね。
以上です。お読み頂きありがとうございました。