MBA留学 と グループワーク
MBA留学 と グループワーク
MBA留学に来ることの醍醐味の一つは、大変な思いをすることの多いグループワークです。
いままで日本で仕事をしてきて、会議や議論が大変だと感じたことは多々ありますが、こちらでの大変さはまた一味違います。
だからこそ学びがいがあります。
(と半分、自分に言い聞かせている部分もありますが。)
学びになってるポイントはグループワークの価値観が国により、人により大きく異なるということです。
日本的なグループワークの進め方は、基本的には「調和型」。
それに対して、英国や中国は「自己主張型」。
例をあげるなら、この間のグループワークでの一場面。
グループが選択すべきプロジェクトを選ぶ時のことです。
一人のチームメートが宗教上、歴史上の理由から個人的にどうしても選択出来ないプロジェクトがありました。
プロジェクト的には魅力的なもの。
でも、日本人的な僕は、「まぁ一人のチームメートがそういう状況なら別のを選ぶか」とすぐに発想しました。
多分、調和型の日本人ならこの発想がぱっと思い付くはず。(奥さんに話したら同様でした。)
けどイギリス人や中国人は違いました。
その人達の意見は「それなら先生に相談して、君自身がチームを変えてもらうのも選択肢じゃないのか」
という提案。
確かに一人のチームメートの個人的な理由がなければ、みんなその魅力的なプロジェクトを選択していた可能性は高いので、まぁいいたいことはわからなくもない。
イギリス人いわく、「jobに満足しなければ、君は会社を変えるでしょ?」という主張。
でも僕の感覚、価値観は違いました。
それって、「出ていけ」ってことじゃん、と。嫌だよ、それは。
という感覚。
でもこれは僕の考え方であって、国や人によってはそうではないんだなということを肌で感じました。
前提となる根底の価値観や受けてきた教育も国が変われば大きく異なります。
なので今回のような感覚のズレみたいなことが生じるのかなと。
こういう感覚を感じることはインターナショナルな環境に身を置いているからこそ経験出来るものなのかなと思います。
正直ストレスと感じることもあります。
でもこれも一種の学びだと割りきって、対処するようにしています。
まとめ
今日はグループワークで感じた感覚のズレについてでした。
ちなみにグループで出した結論はみんなで取り組めるプロジェクトを選択するということで落ち着きました。
まだまだ大変なグループワークは続きますが、なんとかうまくやって行きたいと思います。
本日は以上です。
お読み頂きありがとうございます。