MBA留学 と アカデミックスタイル
MBA留学 と アカデミックスタイル
イギリスにMBA留学に来て、気付くこと。
卒業するためにはアカデミックなスタイルに慣れないと行けないということ。
大学では引用文献を正しく活用することや、理論を正しく活用することが求められます。
エッセイを書くにしても、アカデミックな理論、研究を元にして持論を展開する必要があり、それらに慣れない生徒は軒並み苦労している(エッセイでの点数が低い)印象を受けます。
僕の場合は、MR/MSLという仕事柄、普段から論文を目にすることが多い職業についていたので、抵抗感はあまりありませんが、普段から論文などを目にする機会が少ない人にとって、アカデミックな環境に身を置くことは大変だろうなと思います。
アカデミックなスタイルのよしあし
アカデミックな理論は、基本は研究やリサーチをベースに理論が組み立てられており、多くの事象を説明するのに役に立ちます。
また非常にロジカルで、説得度合いが高いです。
多くの研究者が時間を費やして出された結論・理論を引用することによって、自分自身の主張をサポートしてくれます。
反面、時に一般化・抽象化されすぎてしまっていて聞いていて退屈だと思うこともしばしばあります。
例えば、
変革型のリーダーシップは「1,チームメンバーを鼓舞する・・・・」
など、こういった表現はよく見かけます。
授業では多くの理論の説明があるため、一般化された理論や概念の紹介が続くこともしばしばあります。
・・・が、ぶっちゃけ退屈です。
言いたいことは分かるけど、じゃあ実際にはどうやって、どのように、どんな風に鼓舞するの?具体例は?
といった疑問がよく頭をよぎります。
もっとひとつの事象を掘り下げて話を聞きたいことも多いです。
でも多くの説明をする必要があって、ひとつひとつの理論を詳細に説明する時間は教授にはないことも理解できます。
よく使われる言葉は「詳細は教科書に。」です。
広く浅くが基本
MBA留学して半年が経とうとしていますが、MBAで扱う科目はファイナンスや人事関連、マーケティングなど多岐にわたります。
そのため、どうしても一つの科目に対して割ける時間も限られ、結果として広く浅く学ぶスタイルになります。
これはイギリスのMBAが1年間という期間だからかもしれません。
2年間のコースであればもっと深いところまで突っ込んで勉強するかもしれません。
僕自身は英語での苦労があるので、浅くても負荷が多いですが、ネイティブに聞いたら一部のコース内容には満足してない様子。
僕がネイティブでもそう思うなと思います。
まとめ
イギリスのMBAはアカデミックです。
そのため、文献やエビデンスをベースにしたエッセイが求められます。
こういったことに慣れていない方は、事前に大学が提供しているアカデミックライティングの授業を追加で自分自身で取るなどなんらかの対応を取っておくと後々楽になるかもしれません。
本日は以上です。
お読み頂きありがとうございました。