家族と留学 -元MR, MSL がMBAへ、グローバル人材を目指して-

2017年9月から家族(妻1人、娘2人)を連れて留学する31歳外資系製薬会社勤務のMSLのブログです。いままでの仕事の経験や英語の勉強方法、留学のこと、家族とのことなど読んで頂く方に役に立つ情報を掲載できるブログにしたいと思います。

家族で留学するために

イギリスはリーズに来てから3週間が経過しました。ようやく落ち着いた生活を送れるようになり、今日は日本で共に同じ英語スクールに通っていて、同じリーズ大学に入学されたAさんをご自宅にお招きしての食事会でした。Aさんにも奥さん(現在ご妊娠中!)がおり、私同様、家族を連れて今年から留学された方なので留学前から懇意にして頂いています。

 

さて、今日はなぜこのタイミングで留学を決意したのかということと、家族で留学するために必要なことについて書こうと思います。

 

<なぜこのタイミング?>

私なりの仮説なのですが、ご家族をお持ちでありながら留学されたいとお考えのビジネスマンは意外と多いのではないかと考えています。自身のステップアップのため、また見識を広めたいため、強い興味があるためなど理由は人それぞれだと思いますが、ただやはり家族がいるとなると、自分自身だけの問題ではないので、一歩踏み出すまでが独身の方と比べるとハードルが高いと思います。僕がこのタイミングで留学を決意したのはいくつか理由があります。

 

>仕事面:自分の携わっていた薬剤の一時代の終わりとこれから私が携わりたいと考えている新薬が出てくるまでに2年ほどのブランクが出来ること。

 

>成長面:自分のビジネスマンとして成長を考えた時に会社で今の業務を続けること、社内で別の領域の新薬に携わること、転職をし新たな薬剤の上市に関わること、留学をすること、など選択肢がいくつかありました。その中で、正直一番自分がチャレンジングでワクワクしたのが「留学すること」でした。英語力の向上と経営的な知識を身につけ、人としてのパーソナリティも磨くにはこの期間に一度仕事を休んででも勉強に集中する環境に身を投じるのは自分の人生にプラスになると考えました。

 

>金銭面:貯金が貯まって来ていたことと、ポンドのレートが下がっており留学するには魅力的であったこと。

 

>子供達:子供達が小学校入学前であったこと。私も奥さんも希望としてはなるべく小学校に入ってからは親の都合で転校はさせたくないという思いがありました。留学期間は1年なので、小学校入学前に帰ってこられるというのは決断するにあたって大きかったです。また子供も小さいうちのほうが適応が早いだろうという考えもありました。ただこっちに来てから通っていた日本の幼稚園のことを思い出して時折涙をしてしまう娘を見ると、親の都合で振り回してしまってごめんねという気持ちにもなります。

 

ざっと書きましたがこんなところです。

 

 

<留学にあたり大切だと思うこと>

そして家族で留学をするために一番大切だと思うこと、、、

 

それは、、、

 

パートナー(奥さん、旦那さん)ときちんと話をすること。

自分の希望や考えを共有すること、相手の意見を聞くこと。

 

これがなにより一番大切かなと思います。これは何も留学だけに限らず大きな決断をする時には当たり前のことかもしれませんが。

 

これから留学をお考えの方、そして私のように英語力をこれから高めて行かなければならない方は、確実に、それはもう確実に家族に負担を掛けてしまいます。(今ですら私は負担を掛けまくってしまっていますが)上手にやりくり出来るスーパーマンでない限りは、パートナーとの時間や子供達と過ごす時間も勉強に費やさなければなりません。また時間だけではありません、思ったように英語が伸びて行かなかったり、仕事との兼ね合いで勉強時間が確保出来ないと精神的にもストレスを抱えてしまい家族といる時にもそわそわするということが起きてきます。実際に私がそうでした。

 

日本にいる時は土日は一年近く図書館に行かせて貰っていましたし、夜も勉強のために帰宅するのを遅くすることを許してもらっていました。実際、留学を決意してから留学するまでに私は2年を要しています。2年前の自分の英語力はTOEIC500点台でした。勉強が出来る方であればそこまで苦労することはないと思いますが、私は出来ない部類でしたのでそれはもう苦労の連続でした。そしてその苦労は家族にも同じように掛けてしまいます。

 

それでもこうしていま留学出来ているのは、家族が自分の希望を応援してくれた、くれているからに他なりません。留学の進学先が決まった時に、家族で泣いて、笑ってお祝いしたのは今でも私の忘れられない人生の思い出になっています。(英語が出来る方であればこんな苦労はご無用と思います。)

 

仕事はそれなりに実績を積み重ねてきた、でも英語は出来ない、将来は経営にも携わりたい、国内のMBAに興味はあるもののなんとなくしっくりこない、海外のMBAは家族がいるから難しいか、でも行けるのであれば挑戦したい、といった30代のパパ達・ママ達は意外と多いのではないかと思います。

 

そのような方の応援が出来ればいいなという想いを込めて今日のブログを書きました。

 

ということで、ご家族がいらっしゃって、留学をしたいと漠然とお考えの方はまずはパートナーとじっくりお話しされることをお勧めします。

 

写真は昨夜のLight Night Leedsのものです。街中がLightで照らされ幻想的なイギリス、リーズの夜でした!!