MSL やりがい
今日は留学ネタではなく製薬ネタです。
MSLについて友人やコメント欄からご質問が寄せられることが最近あったので、今日は自分なりの
MSLのやりがいについて記載したいと思います。
<MSLのやりがい>
私の場合
「KOLとのディスカッション、KOLへの情報提供を通じた価値提供、KOLとの人間関係構築」が一番のやりがいでした。一つの領域を3年ほど担当していると複数のKOLとアポイントはもちろんのことメールや電話(これはまれですが)でのやりとりが数多くあります。アポイントでのディスカッション(治療方針やメディカルeducationイベントでの資料の作り込みなどで長い時は1時間半ほど面会時間を頂きました。面会時間は平均すると30分から40分だと思います。)は勿論のこと、海外におけるガイドラインや文献がPubmedで公表された際に、簡単な所感を添えてメールでお知らせすると「ありがとうございます、また有益な情報があったら教えてくださいね」と喜んで頂くケースも多々ありました。一つ印象に残っていることは、メディカルEducationのイベントで医師の講演内容に若干の不足を感じた際に、エビデンスを踏まえて補足にいった際に「よく観てるし、よく勉強している。普通MRさんだったらここまで言ってくれない、助かるよ。」とフィードバックを頂いた時は正直に嬉しく思いました。(これはMRの方でも出来ると思いますが、自社品に有利な情報をという考えに縛られると公平なフィードバックはなかなか難しくなるものです。)
MRからMSLに異動した当初はその職業色の違いから戸惑いが多くあったことも事実ですが、丁寧に文献を読み込むことと医師のニーズを面会時に掴むことによって、次の面会に繋げ、価値提供と人間関係構築が図れたと思っています。留学を決めた際にも懇意にして頂いていたKOL(学会の理事クラス)の先生方から励ましのお言葉や握手、記念の写真撮影を頂いたことなども今となってはいい思い出ですし、一生懸命やって来た一つの成果だったのかなと今では感じます。どの先生も「僕の留学経験はね、、、」と話すのが印象的でした。笑
思えば、先生達から留学経験のお話や海外の学会に参加されたお話などを聞いて、自分もいつか世界で勝負できる人材になりたいと思ったのも留学を志した一つのきっかけです。
以上簡単ですが、やりがいについてでした。次回はMSLになることのメリット、デメリットについて書きたいと思います。
今日は今から勉強するので短めです。
写真はクラスメートのプレゼン姿です。我々のグループはいよいよ来週発表です。英語練習せねば!!