家族と留学 -元MR, MSL がMBAへ、グローバル人材を目指して-

2017年9月から家族(妻1人、娘2人)を連れて留学する31歳外資系製薬会社勤務のMSLのブログです。いままでの仕事の経験や英語の勉強方法、留学のこと、家族とのことなど読んで頂く方に役に立つ情報を掲載できるブログにしたいと思います。

MRからMSL

約三年前になりますが、2014年4月に社内異動によりMRからMSL に職が変わりました。

 

私は薬学出身でもなければ、理系出身でもありません。

 

文系の四年生大学を卒業した後に今の外資系製薬会社に入社しました。

 

五年のMR経験を経た後にMSL としての業務をスタートさせました。2017年時点では多分私のようなバックグラウンドで社内異動以外でメディカルアフェアーズに入社するのは、、、多分厳しいのではないかと思います。

 

しかし社内異動であれば私以外にも同じようなバックグラウンドで勤務されてる方はチラホラいます。少数ではありますが。

 

2014年当時、メディカルアフェアーズという組織の認知度は全くと言って良いほど社内では高くありませんでした。

 

当時は静岡で働いていましたが、メディカルアフェアーズ、MSL になりますと言っても誰にも分かってもらえないような状況でした。

 

なので、本社に異動します位しか言っていませんでした。いまは社内的にも、業界的にもMSL の認知度が高まっているので、業界の方であればだいたいの方はご存知のことと思います。2014年当時は、メディカルアフェアーズの規模拡大とダイバーシティを推進するという状況もあり比較的MRでも社内異動がしやすい状況ではありました。

 

ではなぜ、異動したのか??

丁度MSLの公募が出ており、Applyする形での異動となりました。

 

きっかけは当時のメディカルドクターが、うちの部署に興味ないかという一言でした。

 

業務内容の説明を聞いて、強く惹かれたのは事実です。

 

当時ある新薬を全国で1番売り上げていた時期があり、本社の企画やinterviewにちょくちょく顔を出させてもらっていました。(これは完全にチーム力と戦略によるところが大きく寄与しており、私一人だけの力ではありません。)

 

ただもの凄く患者さんの助けになる新薬でしたので、誇りを持って先生方に情報提供していました。たまたまその新薬の領域のメディカルドクターと話をする機会があり、その時にこんなことを言いました。

 

「僕は将来は研修部に異動したいです。なぜなら良い薬の情報を提供するMRの力量を高めればより多くの先生に情報が行き渡るようになるからです。知識を広めることの出来るポジションで将来は働きたいです。」

 

メディカルドクターから将来は何をしていたいのと講演会移動中の車内にて、ふと質問された時にこんなことを言ったのを覚えています。

 

その3ヶ月後にメディカルドクターからポジションが空いているという話を貰いました。「数多くのMRさんと話しをして、マーケティングをしたい、所長になりたいと話す人はたくさんいた。だけど知識を広げて、誰かの役に立ちたいからMR の研修をしたいと言ったMR はいなかったし、そのことが印象に残った。丁度公募も出ているから挑戦したら??」と言ってくださいました。 

 

MR として数字の作り方もなんとなく分かってきて、恵まれた環境で仕事をしていた私でしたが、新たなチャレンジとMSL としてMRの研修にも関わる機会は多くあるという話を聞いていたので、異動の意思があるので応募する旨をその場でお伝えしました。

 

その後、数回の面接を経て、異動となりました。

 

こうして私はMR5年目にして、MSL になるに至りました。

 

MSL の業務については、その後苦労も楽しいこともその後で味わうことになるのですが、その話はまた小出しにして行こうと思います!